時が過ぎても残るもの「TIME FLIES…1994‐2009」

高校時代の親友と、一時期お互いの好きな音楽を紹介しあったことがありました。

日本のヴィジュアル系バンドを紹介した私に対し、彼女が教えてくれたのはイギリスのバンドOASISでした。

大学生になり彼女から「OASISのライブチケット取れたから、一緒に行こう!」と誘われたのをきっかけに少し聞いていました。

しかしその後の私は邦楽オンリーな日々に戻り、親友だった彼女は大学卒業を機に、音信不通になってしまいました。

そして数年が経ち、偶然目にした音楽雑誌でOASISの解散を知りました。

ニュースに衝撃を受けると同時に、彼女への思いが強烈に浮かび上がり、OASIS最後のベストアルバム「TIME FLIES…1994‐2009」を購入しました。

聴きながら彼女のことを考える一方、新しい曲にも知っているものがあることや、歌詞が放つ強力なメッセージに新鮮な感動を覚えました。

「WHATEVER」とか「SUPERSONIC」は、凹んだ時や1人でアレコレ悩む夜などに聴くと、力強いヴォーカルが背中を蹴とばしてくれます。一方「I'M OUTTA TIME」や「FALLING DOWN」など終盤で展開される、若干陰のある楽曲たちにもたいへん心奪われます。

バンドが解散して彼女とも連絡は取れていませんが、このCDは私の手元に残り、聴くたびに10代後半だった頃のみずみずしい感情を思い出させてくれます。

逢えなくてもこのCDが私と彼女をつないでいる、そう信じています。