Anyone's Daughter / Piktors Verwandlungen

ロックの中にプログレッシブ・ロックというジャンルがありますが、その中でもクラシックの交響曲のような長大な曲を作って演奏するものをシンフォニック・ロックと呼ぶ時があります。

エニワンズ・ドウターはドイツのシンフォニック・ロックの代表的なグループです。これは1985年に発表された彼らのサード・アルバムで、ライブ盤です。

そして、ジャーマン・シンフォニック・ロックを代表する名作と言われる事もある一枚です。

なにより、ライブ盤だとは思えないほどに演奏がうまくて驚きました。

そして、長大で劇的な曲に驚きました。曲がきれいにつながれていき、最初の観客の拍手が入るまでの35分過ぎまで、音楽が切れる事がありません。

最初に抒情的な音楽が始まり、そのままシンセサイザーをバックに朗誦が行われて、次にジャズロックのようなインプロヴィゼーションが最後に劇的な終わりを迎え、それがシンセサイザーを残したまま先ほどの朗誦に戻り、という具合です。

途中からは、なんとなく聞くことが出来ないほどひきつけられました。

何度か同じコーラスをくりかえして終わりという形のポップスやロックに慣れていた私は、この劇的で長大なロックに驚きました。

ロックやポップスはあまりに同じように単純なものが多すぎると思っていた私にとっては、プログレッシブロックは驚きでした。

そして、ロックというとアメリカとイギリスの音楽だと思っていたところに、ドイツにこうしたバンドがあるという事にも驚きました。